今年最後の座禅。久しぶりに帰ってきたEさん、握手攻めで皆大歓迎の今日、幸先よし。
「木鶏子夜に鳴く」 木彫りの鶏のように落ち着き払った心でありつつ、人知れず努力を重ねることのできる人、縁の下の力持ちになれる人をこそ、優れた人と呼ぶのだという。 誰もが寝静まった子の刻(真夜中)に、人知れず努力を重ねる。誰からも褒められなくても。自分の役割を全うする。陰徳と称賛される禅の境地。 あの双葉山も大鵬も、横綱になっても 「いまだ木鶏に及ばず」 と言われたらしい。 最近の横綱はどうだろうか。 道を体得した人物は他者に惑わされること無く、鎮座しているだけで衆人の範とならないと。 と住職さんの教え。 ありがたいことです。 「木鶏になれずとも子夜に鳴く」